Adaptive Application開発やテストを効率よく進められるOne-stop統合開発環境
PACON IDE(Popcorn Automotive CONtainer Integrated Development Environment)はコーディング、デバッグ、コンパイル、インテグレーションなど、Adaptive Application開発に関するすべてのプロセスが集まっている統合開発環境です。PACON IDEは既存の仮想化技術よりパフォーマンスの良いDocker Container技術を用いて快適な開発環境を提供します。 PACONE IDEはユーザーが自らインストールしたVscodeを起動して、Docker Containerで構築された開発環境に接続します。
Adaptive Application開発に必要な拡張機能や開発効率を高める便利機能がすでにインストールされていますので、ユーザーが一々プログラムを管理する苦労がなくなります。
特に、量産プロジェクトで使われるECUと同じ機能が適用された仮想ECUをDocker Containerベースで生成して、Adaptive Applicationの実装からテストまでの過程をシミュレーションできることが特徴です。
さらに、多くのエンジニアに馴染みのソースコード編集プログラムであるVscodeを使用するので、接近性に優れていますリアルタイムでソースコードを編集したり、 バージョン管理システムやレポジトリとの連携ができて、ビルドやテストが容易になります。また、 Adaptive Application開発時、 C++言語ほかにも様々な開発言語まで使えます。
主な機能
- - ARA API及び、Open Source API自動補完
- - リアルタイムでAUTOSARコーディングルールのチェック
- - デバッグ機能
- - C++言語ほかに様々な開発言語に対応(Pythonなど)
- - ネットワーク分析のプログラムとの連携(Wireshark)
- - 仮想ECU連携によるAdaptive Applicationネットワークテスト
ベネフィット
- - 実際の開発ECUと同じ構成なので、テストのリスクを減らします。
- - レポジトリに連携して、履歴を管理することができるので、共同作業が容易になります。
オプション
- 次の機能は、PACON IDEに該当しません。仮想ECUとJenkins CI/CDはカスタマーからの要求事項により、別途費用でエンジニアリングサービスとして提供します。
仮想ECU生成
- - POSIX OSとターゲットECUをVirtual ECU Docker Containerで提供します。
- - 仮想ECUからAdaptive Applicationのテストを行い、そのままターゲットECUに適用できます。
- - ただ、基本的な仮想ECU以外のお客様のご希望によるターゲットECU作業は別途サービス契約で提供されます。
Jenkins CI/CDとの連携
- - 様々なPluginを用いたCI/CD Jenkinsパイプラインを使用して, 自動化サーバーを構築してPACON IDEと連携することができます。
- - CI/CDを用いて複数の仮想ECUを自動生成して、Adaptive Applicationのテストを実行することができます。