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入力文書のアップロードと Markdown 変換

この章で扱うこと

PAVE は仕様書などの入力文書を Inputs/ に置き、それを Markdown に変換した結果を Wiki/raw/ に作ります。この章では、Files タブで PDF をインポートする方法、Convert to Markdown で変換する方法、変換の成果物がどこにどんな名前で作られるか、そして変換された Markdown を表示する方法を扱います。

  • 対象読者: ワークスペースを作成し、最初の入力文書を置こうとしているユーザー
  • 前提条件: 前の章で作成して開いたままのワークスペースと、PDF の仕様書ファイル

変換は自動では行われません。 ファイルをインポートしても Markdown 変換は始まらず、ツールバーの Convert to Markdown を自分で押す必要があります。変換していないファイルは Files タブでは見えますが、次の章の Ingest には見えません。

PDF を Inputs に置く

  1. Files タブの FILE EXPLORER ツールバーで、左から 2 番目のアイコン ① Import Files を押します(ツールチップ Import FilesCopies them into Inputs/.)。ファイル選択ダイアログが開きます。
  2. PDF を選んで確定します。ファイルは Inputs/ にコピーされます。複数のファイルを一度に選ぶことができ、フォルダーごと入れるには 1 番目のアイコン Import Folder を使います。
  3. ダイアログの代わりに、OS のエクスプローラーからファイルをツリーの空いている場所にドラッグ&ドロップしても Inputs/ に入ります。特定のフォルダー行に落とすと、そのフォルダーに入ります。

Files タブ — Import Files アイコンとフォルダーツリー

新しいワークスペースの Files タブです。① ツールバーの左から 2 番目のアイコンが Import Files で、② ツリーにはまだ InputsOutputsTemplatesWikischema.md しかありません。

ファイル選択ダイアログのタイトルは、現在のバージョンでは韓国語(입력 파일 임포트)で表示されます。インポートできるファイルサイズに制限はありません。

  1. インポートされた PDF が ① Inputs/ の下に表示されます。行を押すと右側にプレビューが開き、その上に View converted mdOpen externallySave ボタンが表示されます。

Markdown に変換する

  1. ツールバーで区切り線の右にある ② Convert to Markdown アイコン(MD バッジの形)を押します。

Inputs に入った PDF と Convert to Markdown アイコン

Inputs/ の下にインポートされた PDF(Battery Pack Functional Requirements and KPIs.pdf)を選ぶと、右側にプレビューが開きます。② ツールバーの MD バッジアイコンが Convert to Markdown です。プレビュー上の View converted md は変換が終わってから使います。

  1. 変換が始まると、ツリーの上に Converting <ファイル名> 0/1 · 0:02 形式の進行行が表示されます。0/1 は変換対象ファイルのうち終わった数で、後ろの時間は開始からの経過時間です。

変換の進行行

ツリー上の進行行 Converting Battery Pack Functional Requirements and KPIs.pd… 0/1 · 0:02。変換対象 1 件のうち 0 件が終わり、2 秒経過したという意味です。進行中は Convert to Markdown アイコンが無効になります。

  1. 終わると Converted 1 のようなトースト通知が表示されます(失敗したファイルや未対応のファイルがあると , N failed, N unsupported が付け加えられます)。

変換はツリー全体を対象とし、キャンセルできません。 選択したファイルだけでなく、ツリーに読み込まれた変換可能なファイル(pdf、docx、pptx、xlsx、xlsm、md)をすべて変換します。実行中はボタンが無効になるだけで、中断する手段はありません。

変換結果を確認する

変換結果は Wiki/raw/<文書>/ フォルダーに作られます(Inputs/reference/ の下に置いたファイルは Wiki/reference/<文書>/)。

ファイル内容
<文書>.md変換された本文。すべての形式で作られます。
images/抽出された図。図が 1 つ以上ある時だけ作られます。
_conversion.log警告、[INFO-INSUFFICIENT:…] マーク、最終行の status: done または status: failed
<文書>.parse.json<文書>.enrich.jsonPDF でのみ作られるキャプチャのサイドカー(補強前・後)。
  1. ツリーで Wikiraw<文書> を展開し、① <文書>.md を押します。PDF プレビュー上の View converted md を押しても同じファイルが開きます(まだ変換前なら No converted markdown found — run Convert first が表示されます)。
  2. 右上の ② Rendered / Split / Source で表示方法を切り替えます。既定は Rendered で、別のファイルを選ぶと Rendered に戻ります。

変換された Markdown — Wiki/raw 下の .md と表示切り替え

Wiki/raw/Battery Pack Functional Requirements and KPIs/ の下に images/_conversion.log.enrich.json.md.parse.json が作られ、.md を選ぶと右側にレンダリングされた本文が表示されます。② Rendered / Split / Source でレンダリング・並列表示・ソースを切り替えます。

次のステップ

変換された Markdown が Wiki/raw/ に準備できました。ナレッジベースの構築でこのファイルに対して Source Ingest を実行します。